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現地の家庭に滞在して、一緒に生活するのがホームステイ。留学生の場合はたいてい学校への入学手続きと同時に、学校あるいは学校が紹介するエージェントにホームステイの申し込みをすることになる。ホームステイはビジネスとして成り立ち、こちらが一定の料金(部屋代と食費)を払いホストファミリーが部屋と食事を提供するものである。
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| 留学生を受け入れる目的は、ホストファミリーによってさまざま。余っている部屋を有効に使いたいという家庭や国際理解のためという家庭もあれば、子供の情操教育の一環として外国人に触れる機会を与えたいという家庭もある。それぞれの動機によって、留学生との接し方も違ってくることが予想される。留学生を同居人と考えて部屋と食事だけを提供し、それぞれの生活に関与しない程度に付き合うというドライな関係もあれば、週末も一緒に過ごす機会を多く作って、教会やスーパーの買い物に連れて行く家庭もある。実際に留学した人の話を聞くと、最低限の家族のルールさえ守っていれば多少ドライな関係の方が上手くいくことが多いようだ。一般的な日本の家族との関係とよく似ており、ホストファミリーに干渉されるとそれが段々と負担に感じるようになり、自らドライな関係を求める留学生が増えている。 |
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ホストファミリーの家族構成や連絡先などの情報は、日本を出発する前に学校やエージェントから連絡が入る。もし時間に余裕があれば、自己紹介を兼ねた手紙を送るのも良いだろう。こちらがどんな家族なのか不安に思っているのと同じように、ホストファミリーもどんな学生が来るのか不安に思っているものである。 |
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ホームステイの1日としては、朝起きて自分で朝食を準備する。朝食はコーンフレークかトーストとコーヒーで、極めてシンプルなことが多い。通学手段はバスが多く、都市部になると電車を利用することがある。学校が都会の中心にあるほど、通学に時間がかかることが予想されるが、東京近郊から都心へ通勤するイメージをすると分かりやすいだろう。田舎の町の学校なら、公共交通機関がないため通学が徒歩の場合もある。放課後は学校の図書館や自習室などで宿題を終わらせてから家に帰るか、友達とショッピングなどを楽しんでから家に帰ることもある。ホストファミリーに現地の治安状況などを聞いて、何時くらいまでに家に帰るのが安全かも確認しておこう。ホームステイ先の家族形態はさまざまで、常に誰かがいる場合もあれば、みんな仕事で夜にならないと戻らないという場合もある。家族とのコミュニケーションが取りやすいのは、夕食時とその後のリラックスタイムということになるだろう。
ホームステイ先での生活には、夕食やシャワーの時間、電話の使い方など簡単なルールがある。ホームステイ先に到着したら、まず先にそれを確かめておこう。よく分からないまま過ごしてしまうことが、ホームステイ先でのトラブルの大きな原因となっている。
週末はホストファミリーと一緒のこともあれば、全く別行動の場合もあるだろう。よくあるのは日曜日に教会に誘われることであるが、自分が別の信仰をもっているとか友達と約束があるなどの理由があれば断って問題ない。たとえ別の信仰を持っていても、社会見学を兼ねて一度くらいは教会がどんなものか行ってみても参考になるだろう。教会でお説教を聞いたり、教会に来ている人たちと交流を深めることは英語の勉強にもなる。
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ホームステイの場合、朝夕2食をホームステイ先でとり、昼は学校のカフェテリアなどでとるのが一般的。中にはお昼用にランチボックス(簡単なお弁当)を作ってくれるホストファミリーもいる。朝食は簡単なことが多く、作ってもらうというよりは家にあるものを自分で勝手に準備して食べるという家庭が多い。食事の味の良し悪しやボリュームは、家庭によってかなり差がある。味についてはあまり期待しない方がいいが、最近ではアジア系のホストファミリーが増えており、その場合はかなり食事に恵まれたという話も聞く。
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ボリュームは日本人にとっては多すぎることがあり、自分がどれくらい食べられるのかや嫌いな食べ物を前もってホストファミリーに伝えておこう。無理して残さないようにと食べていると、太りすぎてしまうこともある。栄養のバランスも家庭によっては偏りがあるので、自分に合うようにお昼や週末などで調整しよう。特に長期間留学する人は、健康管理のために特に気をつけてほしい。留学に出発する前と帰国してからでは体型が別人のようになってしまった、という話もよくある。一般的に欧米の食事の場合、日本食より脂肪分が多くなり、逆に塩分は少ないようだ。それから場所によって、カルシウムはとりやすくなる。特にイギリスなどは土壌にカルシウム分が多いため、その土地の水や野菜を口にすることで、自然とカルシウムが多く摂取できることもある。 |
また、留学生がキッチンを使う場合は、必ず家族に事前に許可を取っておこう。料理の腕に自信のある人は、家族に自分の作った料理を食べさせてあげると喜ばれる。最近では健康ブームで海外でも日本食が注目をされており、食材も都市部では手に入れやすくなっている。 |
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何よりも、現地の人の普段の生活に触れられるというのがホームステイのメリット。気取ったものではなく、普段の生活の中にその国の文化や考え方が根づいていることは多い。テレビのニュースを見ながら家族が話す会話の中に、ニュースのコメントとは違ったその国の国民の声を聞くこともできるだろう。
一方で家族というのは、日本にいる自分の家族もそうだが、何らかの形で束縛があるものである。自分のプライバシーを守るのは、アパートに比べると難しい。日本と比べるとプライバシーを尊重してくれるホストファミリーが増えているが、中には自分の子供と同一視してしまうがために、何かと細かく指示してくる家族もいる。特に、最初の頃は英語が上手く話せないため、過保護になり過ぎるホストファミリーがいる。そんな時には、自分は大人として尊重されるべき存在であることを主張することも大切だ。
とにかく、どんな些細なことでもコミュニケーションを取ること。「おかしいな」と思うことがあれば、うやむやにせずに何でもホストファミリーに聞くようにしよう。また人と人というのは、どうしても相性が合わないということだってある。そんな時は無理をして我慢せず、ホストファミリーを変えてもらう必要が出てくるかもしれない。具体的に何が不都合なのかを明確にして、まずは語学学校のアドバイザーに相談するようにしよう。またこうしたトラブルの時こそ、本当に必要な英語を勉強できる良い機会だったりするので、何事も臆せず自分の力で切り開いていくようにしよう。 |