留学ネットでこの春にアメリカへ短期留学をされたお客様より、すばらしい体験談をいただきました。日本人がほとんどいない学校で4週間の留学生活を過ごされた後、1ヵ月間のアメリカ周遊の旅を楽しまれたアクティブなスケジュールでしたが、アメリカで出会った人々との交流で得られた経験は何事にも代え難いものだったご様子です。生き生きとした読み応えのある体験談をありがとうございました!

留学先:アメリカ・テキサス州ヒューストン
学校名:ELS、ヒューストン校/ELS Language Centers, Houston
留学期間:2006年4月より4週間
4月にもかかわらず、ヒューストンは酷暑でした。そんなヒューストンを留学先に選んだ理由は、日本人が少ない学校という条件。まさにその通りで、1ヵ月間通ったこの学校には自分を含めて3人しか日本人はいませんでした。(もっともそれが自分の望む環境でしたが)さらに、街のそこらかしこにスペイン語が溢れ返っていて、まさに「人種のるつぼ」といったところ。スペイン語をかじっていた自分としては、少し得をした気分でした。
留学生活は帰国した今になって考えると、もう少し充実させるよう努力は出来たのではないかと思うこともありますが、留学当時は満足していたにちがいありません。授業は午前中のみ(パートタイム)で、その内容は文法・作文・読みのみでした。会話のクラスがなかったのは残念でしたが(前タームまでは午前中にあったらしい)、文法の授業で中学レベルの内容を学び続けるというのは最初は新鮮だった反面、やはり退屈に感じることもありました。しかし課題作文の評価がとても厳しくて、非常にやりがいのある宿題に挑戦することもできました。
学校のカリキュラムには、ほぼ満足していました。講師陣の質についてはかなりの力量の差があるように見受けられました。というのも、途中で講師が変わるという出来事が生徒の運動によって起こってしまう奇妙な(少なくとも自分の中では)事件がありました。これも海外ならではなのでしょうか。もちろん技の冴える講師もいたわけで、いろんな意味で層の厚い学校でした。我の強い南米出身の人が多い学校内ではスペイン語の飛び交う異文化空間でした。それでも、また海外の英語学校に通いたいと思うのは、自分の中で価値のある生活だったということです。
学校の授業が終わると、授業は午前中のみだから放課後は長い!放課後の活動としては、主にテニス・水泳・ジム、そして睡眠。隣接する大学の施設を自由に使用する事ができたのは嬉しかったです。自分はこの時間を、ほぼ寮のルームメイトと過ごしていました。もし彼が非社交的な人間だったとしたら、自分の留学生活は全く別種類のものになっていただろうと思えるほど、一日の半分以上の時間を共有していました。ただ、それだけの時間を共に過ごすと、やはり欲求不満が溜まる場面が多々ありましたが、それでも彼と過ごした時間は貴重で何物にも代え難いものであると思います。
今回初めて、ドミトリー(寮)なるものに住んでみましたが、ホームステイと比較した場合の最大のメリットは時間と行動の拘束がないこと。“やりたいことを、やりたい時にする。”今回に関してはそんな自由さをとても満喫できたと思います。次に短期留学するとしても、またドミトリーを選ぶだろうと思います。
ところで、学校初日には他の留学生のリスニング能力に驚きました。そして「ああ、俺はきっと下の方のクラスへいくんやろなあ」と思いました。しかしそれは杞憂に終わり、自分は彼らより上のクラスへ振り分けられました。その理由は、自分が読み・書きの能力で優れていたというよりは、他の国の生徒が劣っていたというべきなのかもしれません。そして予想通り最初の数日間は、先生はおろかクラスメイトとの話すことすら全く聞き取れないまま過ごし、場違いの雰囲気を真正面から受ける事になった。それでも前回に留学していた経験(3年前に4ヵ月ほどオーストラリアへ)は役に立ち、戸惑いを感じる期間は短くて済みました。
あっという間の1ヵ月の留学生活が過ぎ、5月は電車でのアメリカ一周の旅へ出かけました。2週間のレールパスをフルに使い、ニューオーリンズ・ニューヨーク・シアトル・L.A.・サンディエゴを巡り、そしてヒューストンに戻ってきました。とてもタフな旅ではありましたが、それなりの達成感を得ることができました。その時は、「こんな無茶なスケジュールはもう当分実行したくはない」と思いましたが、今はそうでもないです。
電車の車窓には寸分も飽きが来ることはなく、日本のそれとは全く種類の違う風景が広がっていました。“アメリカ合衆国”のスケールの大きさを味わいつつ、それと同時に日本が誇る景色の繊細・優美さの価値を見直すことができました。また日本の電車の旅にでたい!
印象に残った街はニューヨーク。世界有数の大都会にもかかわらず、中心部にセントラルパークというどデカイ公園を配置する。それを違和感なく受けいれる、街や人の雰囲気が素晴らしいと思いました。
旅の間、人との出会いも楽しいものでした。車中、宿、球場、公園…至る所でそのチャンスに恵まれていました。すべての機会に積極的ではなかったのですが、公園で野球を一緒にして仲良くなれた出会いはとても良かったです。彼らの話す英語はまさに、ニューヨーカーの話す英語(自分のイメージとしては、“ラップなんかが得意そうな英語”)で80%以上理解できませんでした。そのことはとてもショックで落ち込みもしましたが、お互いの意志は通じるもので最後はグローブを交換して別れを告げることができました。
総じて、この2ヵ月間、考える時間がものすごく長かったように思いました。熟考した結果、「何が生まれたのか」なんて分かるわけがないのですが、“考えられた”という作業自体に価値があると信じたいです。英語の会話能力に関しては、残念ながら“思い出した”というくらいの成果しか上げられなかったのですが、短期留学だとそれが限界なのかもしれませんし、さらに日本でこのレベルを維持するのは非常に難しく思います。ただ、次に海外にでた時には、適応能力というのが格段に上がっていると思います。そして、それが英会話能力においては一番の収穫ではないでしょうか。
留学ネットの方には感謝してもしきれないくらいの気持ちでいっぱいです。入寮日のあのトラブルでは多大なる迷惑を掛けました。(謝り過ぎですね)あれも自分にとっては最も印象に残った出来事のうちの一つです。かの親切なガーナ人(ウィリアム)とは未だに連絡を取っています。そんな自分が今回のアメリカ留学で成長できたことを願い、体験談(自己満足日記)を締めくくりたいと思います。(Tatsunori様 21歳/大学生)
<留学ネットの担当カウンセラーより>
とても素敵な体験談を書いていただいて本当にありがとうございました。アメリカでの生活を満喫され充実した時間を過ごしていただけたことが分かり、私達もとてもうれしく思っております。
「迷惑をかけて申し訳無い…」なんておっしゃらないでくださいね。私達のほうこそ、心細い思いをさせてしまったことを本当に申し訳なく思っております。到着早々のトラブルにもしっかりと対応していただき、何より「また留学したい」、というお気持ちを持っていただけたことが一番うれしいご報告です。本当にありがとうございます。
楽しいことや自己嫌悪におちいるほど大変だったことなど、本当に沢山の貴重な経験をされたのですね。それは間違いなく何物にも代え難い財産になります。留学の成果は、そう簡単に答えられるものではないですよね。 一つ一つの体験や考え思い悩んでいく過程がとても大切な糧になることは間違いありません。 また留学の機会がありましたら、さらにチャレンジングな留学先のご提案をさせていただけることを楽しみにお待ちしております。
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